コーヒーを1日1杯以上飲む人が全く飲まない人に比べて肝ガンになる可能性は60%程度であるという調査結果が東北大の辻一郎教授(公衆衛生学)らによってまとめられました。
肝硬変の発症リスクを低下させる可能性があるほか、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が肝臓がんの発生を抑制したとする報告もあるということです。
実験の結果、全くコーヒーを飲まない人の肝臓がん発生危険度を「1」とした場合、1日平均1杯以上飲む人は0.58、1杯未満の人は0.71でした。がん以外の肝臓疾患を経験した人や60歳以上の人、過去に喫煙経験がある人では、こうした傾向が特に強かったそうです。
日本人がガンにかかる原因の第一位は食生活なのです。そこで、そこでコーヒーに含まれるクロロゲン酸を利用したガン予防が医学会でも注目されています。
クロロゲン酸を多く抽出するにはインスタントコーヒーよりもドリップでいれたコーヒー。豆は中挽きが良く、全体をしっかりと蒸らしゆっくりと抽出するのがよいそうです。
食後に一杯のコーヒーがガン予防につながります。